<P>Studio for Smiling Space Mail Magazine vol.10
メール・マガジンNo.10 2003年1月9日号
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      *よりハッピーになる微笑む空間をつくりましょう!*

         ・-・-・子供のための空間、環境・-・-・

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明けまして、おめでとうございます。

ご無沙汰しておりましたが、心機一転がんばりますので、
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。(*^o^*)

世界中、よりハッピーになるには、
社会の中、まちの中、身近な子供のキラキラした存在です。
如何に豊かで幸福そうでも、充実した日々を送っていても、
どこかで子供が、飢えている、苦しんでいると思うと、
よりハッピーになんてなれません。(^-^)

ここのところ、子供を取り囲む環境について、集中して考える機会がありました。
そこで、引き続き、皆様と一緒に考え続けられれば、ハッピー!!

数年来、新聞に、クラス崩壊やいじめ、不登校児や不登校教師、
育児休業の実態や保育園状況など、
子供の教育状況、育児状況についての記事が毎日のように掲載されています。
また、数日前には、機会均等や人間的生活支援が進んでいる北欧に比べて、
その人間開発水準指数が低い、イタリア(31位)、日本が(32位)では、
出生率も1.2、1.3近くと低くなり、社会が衰退方向にあると懸念されます。
こうした社会状況や育児環境については、またの機会にと思います。
ここでは、幼児教育から小学校以後についてがテーマです。

すぐに思い浮ぶのは、
シュタイナー教育と幼稚園や自由学校、その教育環境です。
一番深く、人間形成の一番大切なときの本質的な教育について考えられていると思います。
実践するためのメソッドや空間について用意されていると思います。
しかし、その影響力は大きくても、日本で普及していかないのは何故でしょうか。
母体となる社会実態、状況との溝の大きさ、深さのためでしょうか。
シュタイナー系の教育環境の整った素晴らしい幼稚園から、公立小学校に上がったら...。
また、自由学校から社会に巣立ったら...。
強い生の核をもって周囲に、
社会に良い影響を与えつづける人であり続けられると信じます。
しかし、そのギャップは本人が直接的に感じてしまう。(^-^)

一方、そこで育っていないものにとっては、神秘的に感じてしまう。(^-^)
育っていく過程で、子供の中で、何が起こっていくのでしょうか。
それは、内的宇宙と外的宇宙の発見、
そして折り合い、バランスを掴んでいくということではないでしょうか。
自分の中の自然、自我、それを磨いていく過程、
大人になっていかなければならないところとのバランスをとって、
肉体と知性と霊性が一体として、健全に育っていければ、ハッピー!!
それが出来る、家庭環境、教育環境、社会であれば、ハッピー!!!

ここで気づかされるのは、外的宇宙、地球の歴史と、人間が生まれ育つ過程が
一致しているということです。
外部環境で起こっている荒廃が、子供の内部でも起こっている。
不登校児や不登校教師は、むしろ健全で、
その荒廃した状況に拒絶反応を示せる感受性が残っていて、
状況に麻痺することが出来ないのです。

徹底した管理教育、過酷な競争社会と現代批判に飛ぶことよりも、どのような
社会が、子供の環境が、学校が、子供の教育にとってベストであるかについて、
皆様と考えられたら、新年早々、ハッピー!!

例えば、教室、ホームルーム中心で行う教育と、オープンスクールで行う教育です。
そうしたメソッドの型に嵌って考えてしまうこと自体に問題があるのではないでしょうか。
現在、どちらも、無機的です。
こうしたデカルト、正確にはカルテシャン以来の物事の見方自体に、
問題があるのではないでしょうか。
どちらが良いかではなくて、両方が存在して、行ったり来たり、
その間を自由にユーザーや状況、課題、行為に合わせて、
いつでも自然に最適な空間があるべきではないでしょうか。
人間の自然な行動のように、その空間も有機的であったら、
両極にあるような貧しい、無機的な空間ならず、
強制収容所的、または無法状態の様にはならないはずでは。
こうした、有機的な空間構造では、やはりその階層性が重要で、
教室かオープンスクールかという型には嵌り様が無いのです。(^_-)-☆

家で考えれば、幼児の頃は遊びホール、
小学校時代は家具で間仕切る3人兄弟部屋、
思春期時代は各々の子供部屋、個室と成長や年齢に合わせていくだけではないのです。
庭で土をいじったり、キッチンコーナーで話をしたり、
ダイニングルームのアルコーブで宿題をしたり、
ただ広いというだけではない、大小のレベルのバランスや層の厚さのある、
またそれらの繋がりの自然な、豊かな有機的な家、住居がイメージできます。
それと同じ様に、学校が、先生や子供達の真なる願いから生まれて育ち、
何処でも、子供が空間に働きかけ、空間が子供に働きかけられる環境であれば、
友達と仲良く、ベンチや机や壁や木々と仲良くなれ、自分とも仲良くなれてハッピー!!
こうした学校では、またこうした学校のあるまちでは、どこでも教室になる。
木の下でも、商店街でも、町工場でも。

更に、こうした好きになれるはずの学校でも不登校となる場合、
不登校児を健全と見る社会であって欲しい。
ツリー型の社会ではなく、
インターネットのネットワークのようなセミラチス型の社会が、
一つの経路、育つ過程、ゴールへの道が閉ざされても、
別の経路で行けるのが当然という意識のある社会が、
一気に脱学校化するよりも妥当で、みんなハッピー!!

中学校以降からは、従来型、公立中高一貫教育型、
在宅インターネット教育+ボランティア活動型、
在宅インターネット+徒弟型+地域活動などと、
安易に民間に開放するのではなく、義務教育と絡めて選択できる、
また、成人しても、利用できたりと、より強靭な教育システムが、
社会ニーズとして迫ってきているように感じます。

今回は頭が充血状態で、文章がこなれていなくて申し訳ございませんでした。
少しでも考えて頂ける機会となったならば、ハッピー!!(*^o^*)

ちなみに、私の練馬区立南町小学校での良き思い出のひとつは、
旧校舎の教室のだるまストーブ周りで、
先生とみんなと一緒にみかんを食べた朝の一時です。
また、授業中、雨上がりで虹が出て、電線の上の寄り添った一列のスズメ達の様に、
窓辺に並んで受けた風の心地良さです。

そんな記憶から、我が子にもそんな学校に通わせたいと思っても、
練馬区の某区議会議員の年頭の挨拶で、
全教室に空調を設置するのが今年の目標と、
応急処置としてもピントがずれ、
校庭の緑化や、ヒートアイランド現象の抜本的対策や、
光化学スモッグ対策から逃げた姿勢に、
怒りを感じてしまいました。ヽ(`Д´)ノ

車の自由のために歩行者の不自由に甘んじることの無い、
子供がのびのび暮らせるまち、きれいな空気、地球そのものが、
子供が健全に育つ環境として、一番大切!!!
そのために、私らしく、貴方らしく何か出来れば、
子供も、みんなも、貴方も私も、ハッピー!!! (*^o^*)

どうぞ、次回をお楽しみに。(∩o∩)ノ

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