2003年4月24日号 
 Studio for Smiling Space Mail Magazinevol.12メール・マガジンNo.12
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      *よりハッピーになる微笑む空間をつくりましょう!*

         ・-・-・仕事場について その2・-・-・

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いつも、ご笑読頂きまして、ありがとうございます。(*^o^*)

4月後半になり、桜とともに新人を迎えたり、心機一転したお仕事場も、
落ち着かれたでしょうか。
お元気ですか。(*^o^*)

さて、前回に引き続き、この仕事場ですが、
この空間構成がどうなっているかが、
集中力や仕事場の人間関係に大きく影響し、
仕事の成果そのものを導き出していき、
とどのつまりは、社風にまで及ぼしていくとしたら、
今の仕事場が、適切かどうか再考したい、
たとえスムーズに仕事が進んでいても、
何か、ギクシャクしてきたら机の位置をポジティブに変えてみたい、
そうしていつも注意していたいと、思われませんか?

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あるスタッッフ派遣会社のTVコマーシャルが興味深いです。(^o^)
大きな仕事場の入り口近くのデスクで、
遥かかなたの正面に座る上司に睨まれて、仕事に励んでいる。と、
その窓を背景にして黒いシルエットの顔が見えない上司に、
冷たい声で「君、これ頼む」と命令され、
30メーター以上ダッシュして紙一枚受け取り、
息を切らして自分のデスク近くのコピー機まで行き、
そして、上司のところへまたダッシュで戻る。ヽ(`Д´)ノ
その繰り返しの毎日としたら転職しましょうという、
可笑しくも、心理表現が上手いものです。(^o^)
しかも、まるっきり心理だけでなく、実際、空間構成と心理状況も、
影響しあうものと解り易く表現されていますね。(^_-)-☆

貴方の仕事場の方はどうでしょうか、しっくりいってますか。(^o^)

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私のオフィス、事務所というイメージが、ガラリと変わった体験を
お話したいと思います。もう20年近く前になります。(^-^)

仕事そのものは好きだったのですが、
いつも人間関係が上手くいかないと、周囲からの偏見や圧力も感じて、
悩んでいた時期がありました。(^-^)

まるで檻の中に閉じ込められているような心理状況で、
希望が見出せなくて、内部でエネルギーがくすぶっているようでした。
そこで、突然、全く違う職場へ移りました。
田園地帯に高等学校新設という大きな建設現場近くの設計事務所でした。
全く伝統的な住宅を事務所にしていたのですが、
初めは戸惑いましたが、「ほっ」とできる空間で、
チームが家族のように感じられ、
やはり社会通念としての根深い差別偏見や圧力を感じつつも、
一日の半分はオフィスでの仕事で、
あとの半分はのびのびとした自然の中の現場での仕事で、
段々と本当の自分が解き放たれていくようでした。
ハッピー!!! (*^o^*)

もうひとつ、やはり白々とした蛍光灯の下、
明るい広々とした無機的な空間という
事務所、オフィスのイメージが覆る体験をご紹介致します。
私の恩師のオフィスなのですが、例の、
北バークレー丘にある、
ヒマラヤ杉の木立の中の古い住宅の、ベースメントです。
半地下なのですが、採光はあっても、
ひんやりとした薄暗い、デスクや台はあっても棚は無く、
サニタリーはあっても内装らしきのものは全く無い、
野営の基地、司令室といった感じでした。(^o^)

道から山の斜面を下るようなアプローチの下にある入り口と、
スライドの入った収納庫と巻かれた絨毯で一杯になった収納室への、
二つのドアのあるところ以外は、
机らしき奥行きのある台が、四周壁に沿ってあり、
数台のPCと書類で埋められていました。(^o^)
裸電球とデスクスタンドだけで、ミステリアスな雰囲気でもありました。
いくつかの窓からは、杉木立だけが見えましたが、
採光はいつもほぼ一定で、
静かなことは勿論、妙に落ち着いて、集中できるところでした。
また、背広などの虚飾が全く似合わないところで、
誰とでも素顔のコミュニケーションが出来るところでした。(^_-)-☆

どうしても、きちんとした背広姿で向かい合わなければならない時は、
1階の居間が利用されていましたが、それでも正にアット・ホームで、
アルコール無しでも、本音が出て来易い雰囲気でした。(^o^)

また、独りで本当に集中して思索や書き物をしたりするのは、
美しくも威厳や虚飾はない木製の書棚に囲まれ、
杉の木立、梢と空が見える3つの窓とミーティング・テーブルがある
6畳ほどの2階の書斎でした。(^o^)

本当の仕事が出来る場として脳裏に焼き付いていますが、
こうして足元の自分の仕事場を見直すことが、仕事の質を変えて、
強いては社会構造改革にもつながっていくのでは。(*^o^*)

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身近なところでの(独り)仕事場として、
ガレージがあります。(^_-)-☆
MacPCもこうした仕事場、実験室で誕生しましたし、
映画の話で恐縮ですが、
ETもここで宇宙の家族と交信する装置を作っていました。
押入れや階段下や屋根裏を利用したDENも考えられますが、
ハリー・ポッターの子供部屋のようにならないようにしたいものです。
仕事の質に関わりますので、ドアを利用して採光を適度にとったり、
一部拡張して、半開放にしたりして、健康的にしましょう。(^_-)-☆

小さくも、落ち着いて心地よく、良い波動が生まれやすい、
人とも本当のコミュニケーションができるお手本となる空間は、
「茶室の小間」です。 (^_-)-☆
半瞑想状態で仕事が出来てしまったりして、ハッピー!!!
(*^o^*)
2畳とか2畳半、2畳台目、3畳台目、4畳半と
落ち着いて、美しく、機能的な仕事場として
参考にして頂ければ幸いです。(^-^)
ヒントは、点前座にデスクをもって行くのです。(^_-)-☆
勿論、そこでお茶を点てて一服し、思索にふけることも、
友と語り合うことも、少し片付ければ、茶会席だって出来るのです。
窓の外には、路地庭や月が見えるのです。(*^o^*)

貴方もこのような設えにしてみては如何ですか。(^o^)
パソコンの前に結構長く座っていても、
マイナスイオンに囲まれて、疲れないでしょう。(*^o^*)

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さて、前回も2人~8人くらいの作業集団がひとつのチームとして、
その空間は、ヒューマンスケールのサイズ、
採光・通風・換気も優れ、居室空間の有機的なつながりを持つ、
「住宅のような空間」が適当とお話しましたが、
そのチーム空間のつながりはどうなっているのかです。(^o^)

事務所ビルや複合ビルならば、廊下に出て、
階段を上り、そこまで歩いて行きます。
元住宅ならば、庭に出て道を歩くことになります。

この移動距離がキーポイントです。(^-^)
勿論、何度も行くのが億劫になって迷惑に感じてしまわないように、
遠すぎないように。(^_-)-☆

しかし、人の移動が少ないほど、サボる事が無く、
人件費を「無駄な」移動に費やす給料も少なくてすむと思うと、
人は出来るだけ歩き回らずに、パソコンの前やデスクにへばりついて、
頭も体も目も硬直してしまうか、一日中ぼけっと過ごしてしまう。
実は、心身ともに健康状態であって、最上の働きが出来るので、
全く動かずに、ずっと座っていると、かえって集中力が無くなり、
それが、仕事にも影響してしまうのです。(^_-)-☆

適度に動き回り、気分転換したり、別のことを考えたり、
自然に人と言葉を交わす機会が出来ると、
仕事全体として上手くいくのではないでしょうか。(^o^)

一番、近くにあるべきチームは30メーターくらい、(あの上司との距離ではなく)
その次は、90メーターくらいでしょうか。(^_-)-☆
これは厳密な指標ではなく、
感覚的な統計的値ですので、大体の目安です。(^-^)

そこが、「青空階段」だったり「歩行者街路」だと、よい気分転換になり、
「識別しやすい建物」で公道に向く「分かり易い入り口」があると
動きや時間の無駄も無く、
「形式ぬきの小さな窓口」があると入り易く、親切で人間的空間、
“まち”になっていきます。ハッピー!!(*^o^*)

おや、まちになるのか~と思われますか?
こうして、心身健康に働ける空間、
有機的なつながりをもった空間群をみていくと、
人間(イコール自然)的環境、 まちになっていくのです。
少し極端ですが、人間的環境、人が暮らすまち、
人間の棲む空間、進化や発展の度合いは違いますが、
ミツバチの巣と同じく自然ととらえられるのです。(^_-)-☆

さて、人件費に響く「サボる」ということは、
管理職がきびしく監視していれば、防げるというものではないのですよね。
仕事における自発性、自主性、自主管理、自己責任つまり自律性があれば、
自然と防げるのです。(^_-)-☆ 
そのためにも、教育って大切ですね。丁稚奉公や生涯教育も含めて。(^o^)

なかなか文章だけで具体的にお話するのも難しい~のですが、
ここまで、読んで頂きましてありがとうございました。(*^o^*)

それでは、どうぞ次回をお楽しみに。(∩o∩)ノ
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