Studio for Smiling Space Mail Magazinevol.13メール・マガジンNo.13
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* よりハッピーになる微笑む空間をつくりましょう!*       

・秘密 その2 生きている構造・

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お元気ですか。ご無沙汰しております。(*^o^*)
幸運なことに「フランス世界遺産の旅」に行って参りました。ハッピー!!

カルカッソンヌ、ラスコー、コルド・シュル・シェルやロカマドール等から、
人類の歴史の重さ、サバイバルするための英知とともに、
生きる辛苦の中で、限られた命だからこそ、
神の懐に抱かれていたいという深い切なる願い、祈りが昇華され、
時を超えてオーラを放っているのを感じました。

その生のエネルギーが、自らに注ぎ込まれるようでした。
やはり、ミツバチの巣と同じ様に、生きている構造(有機的構造)があるのでした。

宗教的軋轢にさらされるフランスの地政、
飛騨高山のような厳しい自然や限られた生きる糧等など、
困難な状況でこそ、命が輝くような魂の宿る場所が生まれてくるようです。

ラスコー



サンテミリオン



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さて、貴方の瞼の中の「魂の宿る家」は、如何でしょうか。
コンセプト・フリーで、スタイルの呪縛から解き放たれて、
時を超えた質をもって、「微笑む空間」に近づいているのは、
確かでしょう。(*^o^*)

これまで、秘密その1として「内なる穏やかさ」という
「微笑み空間」の持つ質について、
お話しした以外は、全て、その空間がどう働くか、
生活の行為や出来事の場としての空間について、
機能よりに、お話して参りました。(^o^)

ここで、改めて目を瞑って、貴方の家を思い描いてみて下さい。
貴方の部屋、家、更には、貴方の地域、まちが、
ミツバチの巣のような、「生きている構造」の空間に近づいているでしょうか。
う~ん、なかなか難しいですよね。
数え切れない人々の瞼のわが町をひとつにしていく、
また幾代にも渡って、わが家、わが町として生きていく世界にするのは、
う~ん、難しい!!

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そこで、読者の皆様の英知を結集して、上のような難題に立ち向かう為、
生きている構造の核心的な秘密についてお話し致したいと思います。

これまで、玄関、庭、自分の部屋、ダイニング、キッチン、仕事場など
様々な空間についてお話し致しましたが、それぞれがひとつの世界、
中心を持つ全体であると同時に、それ自体がより生きるためには、
他との関係性が重要でしたね。(^_-)-☆

ここで、その「生きている構造」の核心は、その関係性自体が、また中心になり、
より大きな全体が生まれていくということなのです。

そして、そのレベルでの関係性を見出し強め、
それがまた次の中心となって、より大きな全体、世界になって行くのです。
これが、生きている構造の核心です。(^_-)-☆

実は、自然界、私達の身体自体も、
こうした構造で成り立っていると科学的にも究明されてきています。
(“The Nature of Order   bookⅠ”参照。PatternLanguage.com )

それだからこそ、神に抱かれているような、安らかな、
微笑み空間に近づくキーなのです。
更に、各次元で関係性を見出し強めていくために、
個々の特異性よりも、殆ど同じという、共通項が基礎になっています。(^_-)-☆
その上で、個々の特異性も輝いていくのです。(^_-)-☆

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解り難くなってしまいましたね。
何回かに渡って具体的にお話しできればと思っております。
ここでは、感じとして掴んで頂ければと願っております。

ひとつの具体例として 
あるご家族の家を設計するにあたり、
二人の瞼の家をひとつにする際や地域との関係について、
簡単にご紹介致したいと思います。(^o^)

お二人ともオシドリのように仲良く、格別、家族を大切にし、
いつも我が子供達を見守って暮らしたいと願われていました。
末の子供も学校に通い始め、子供達もそれぞれの個性を伸ばして、
独自の世界を持ち始めた頃でした。

どの子供達も、両親から同じ様に愛されていると感じて、生きる自信を育んでいました。
こうしたご家族の生活の場を実体としてひとつにしていく時、
内部構造から外部構造にいく時、そのご家族の感じをあるがまま、より強まるように、
ひとつの全体として、より大きな全体に向かって行くときのことでした。

奥様の感じ、好み、居心地よさを感じられるような色は、
穏やかなピンクでした。
この色の持つ性質、その効果は、その人が持つオーラと密接です。
旦那様の色は、穏やかなグリーンでした。
その二つを一つにするのに考えあぐねていた時に、
奥様がとても似合っていらっしゃるブラウスを召されていました。
ご主人と婚約中からのお気に入りだそうでした。
よく見ると花柄が、奥様の穏やかなピンクと旦那様の穏やかなグリーンで、
両方に含まれているような薄いブラウンの地に描かれて、
それをかなり深くしたような濃いブラウンの茎の線描が、
全体を引き締めて纏めていました。

それが、ヒントになったことは言うまでもありません。
それを、こういう二人でいたい、こういう家族になりたい、
こうした心からの願いを普通の生活、毎日の生活の場に反映させ、
次に渡るいくつかのライフステージを仲良く乗り越えて行く為に、
二人の瞼の家がひとつになって、
「魂の宿る家」に成り得るのですから。
外壁は、旦那様の穏やかなグリーン、
内壁・天井は奥様の穏やかなピンク、
ブラウンの床、サッシや建具周りなどは、濃いブラウンとなりました。

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一方、スタイルを乗り越えるというハードルもありました。
海外からのお客様をお招きする機会が多いので、
西欧スタイル、国際色を出したいというご希望もありました。
とどのつまりは、アイデンティティを打ち出して、
「生きている構造」をもつということに帰結したのですが。(^_-)-☆

近くに、谷中や戦前からのお屋敷街も近く、お向かいもそのような、
立派な門構えとゆったりとした庭に桜の大木がある木造住宅です。
夏目漱石や永井荷風、谷崎潤一郎の小説の舞台のようです。
そうした地域に合う、そしてよりその地域を生き生きさせ、
内装、家具にして、しかも、今を生きるご家族に相応しい骨格作りでした。
こうして、部分と全体の話、関係性を強めていくという、
センタリング・プロセスの話になると、
限が無くなりますので、このくらいで。(^o^)

そうして、個々を解き放ちながらも、
カップルとして、ご家族として、家族付き合いをされたり、学校のお役に就いたり,
地域活動をされたりと。
更にそうしたご家族の地域がまた、地域ごとの活動へと。
そうしたお二人といつも一緒で、子供達も安らかで、
自由に羽ばたいて行くことができるのでした。(*^o^*)

次回は、地域のことも例としてお話したいと思います。

それでは、どうぞお楽しみに。(∩o∩)ノ

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