Studio for Smiling Space Mail Magazine vol.17
メール・マガジンNo.17 2003年12月11日号
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     *よりハッピーになる微笑む空間をつくりましょう!*

          ・-・- 数珠つなぎ ・-・-・

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いつも、ご笑読頂きまして、ありがとうございます。(*^o^*)

大変ご無沙汰しておりました。
光を放つように鮮やかな、イチョウの葉の絨毯を楽しめる季節となりました。
お元気ですか。(*^o^*)

さて、前回のテーマでしたが、「鏡の中の自分」のような、
あるいは誰かの人間らしい暖かさ、
命の鼓動のようなセンターが、「数珠つなぎ」のように繋がると、
より生き生きした全体、生きている構造をもった全体性が生まれます。(^_-)-☆

この「数珠つなぎ」の構造は、
家、建物の中でも、家から門、門から街、街の中でも、
生きている全体を生み出すことができて、
みんなで「よりハッピーになる微笑み空間」をゲットできる
解り易い構造なのです。♪♪♪(^o^)♪♪♪

今回は、この「数珠つなぎ」になっている全体をみていくことを、
ご紹介致したいと思います。

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この視点から、人々に愛され続けている「まち」を一例として、
ご紹介致したいと思います。

一冊の本を読むように、「まち」歩きをした感想でもありますが。
数珠がつながるようにセンターがつながる構造としてみていくと、
「まち歩き」をする時、散歩の時、駅までの通勤途上で、
買い物の行き帰りで、
どこがセンターで、次のセンターはどこかと見て行く事で、
「ここがこうなったら、良くなるのに」と考えて、
一つ一つのセンターをより良くしていくことで、
それらの数珠つながりで、
より生き生きした全体性が生まれるのです。(^_-)-☆

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初めは、センターがどこかわからない、どこも同じ様に見えたとします。
それでも、駅があり、幹線道路から、1区画置いて、川が流れていて、
桜並木と歩きやすい歩道があります。環境意識から、洗剤が変わり、
水質が改善され、悪臭も無くなり、水面を目にしながら、
散策が楽しめるようになっているのです。
そうすると、ひと休みするベンチが欲しくなり、ベンチに座れば、
何か目のとまるところ、アイ・スポットが欲しくなる。
遠景でも、庭の木々でも、彫刻でも、草花でも良いのです。
そして、喫茶できるところ、小腹を満たせるところと、
どんどん膨らんで、数珠つなぎは長くなっていくのです。
そして、みんなの、それぞれの数珠つなぎが重なって、
より強い、壊れにくい、
生き生きとした全体性になっていくのです。(^_-)-☆

安心して歩ける舗道、車からの安全、交差点の在り方など、
センターをより良くしていくと、いつのまにか、
まち全体が、より生き生きしてくるのです。(^_-)-☆

企画者でもなく、関係者でもないのですが、前回もお話しさせて頂いた、
「上目黒6丁目さくらショッピング・センター」を、
ひとつの例にさせて頂いています。

中目黒駅から、目黒川沿いに、大橋方向に歩いて行きます。
川沿いを美しい環境にと、住民と公共の意志と努力が感じられ、
そのベースに応えるように、
個々の生活人の慎ましくも、
のびのびとして、若々しいメロディが調和して、
ひとつの交響楽のような全体性が生まれてきています。♪♪♪(^o^)♪♪♪

そこは、駅の近くで、山手通りから一区画隔てているだけで、
喧騒から一転して、
静かで落ち着いた住宅地域の一部と感じられます。(^o^)

ふらっと小さな冒険するのが好きなので、
実際は、上目黒界隈をぐるぐる歩き回り、
誰も知らなかった、地図には無い「上目黒六丁目」を
聞きまわることになったのですが、
上記のように、駅から徒歩3分くらいでしょうか。
公園で遊ぶ子供と一緒のお母さんに、それらしい建物のお店を聞いて、
「山手通りの反対側で目黒川を大橋方向に。結構な距離ですよ。」と。
やっと近くまで来て、自転車屋さんに尋ねると、
「この建物の2階が新上六町会集会室だけど、
そんなショッピング・センターは無いな」と。
諦めつつ、30メーターくらい川沿いに歩いて行くと、すぐに在ったのです。
「上目黒6丁目さくらショッピング・センター」が!!!

古い木造2階建てモルタル塗りの建物を、鉄骨フレームで耐震補強して、
カフェやレストラン、ブティックになっているのです。
とても懐かしく、暖かい気持ちになれる光景です。
古くて新しくてカッコいい!♪♪♪(^o^)♪♪♪

レストランの味もセンスも良く、和洋の垣根を越えてグローバル。
皿の下に敷くナプキンも古いハンカチのようで、
全てチェック柄というところに、こだわりが感じられます。
高級店ならともかく、普通は紙ナプキンになってしまうところです。
エコ意識というよりも、昔ながらの物を美しく大事にするセンスが、
全体に表れているのです。万事が万事、古くても清潔。
成分が不可解な新しい物よりも、清潔で安全。

お金をかけず、在る物を愛し続けることに価値を見出す。
アンティーク志向のような、偏向やオタク意識はなく、
普通に、普遍的であり、そこに力を感じることが出来ます。
正に、私達の草庵茶室、国宝とか重要文化財ではない、
今に生きている「侘び寂び」の心が感じられるのです。
そして、それが若い人々に愛されていて、くつろげて、
自然体で居られる場となっているのです。

それは、目黒川辺り、その周辺をより生き生きとさせるセンター、
中心となっているのです。♪♪♪(^o^)♪♪♪

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その近くですが、別の例をご紹介したいと思います。
山手通りの反対側、丘の方ですが、烏森コミュニティ・センター周辺です。
通過交通が入れないように、適度にカーブした道路です。
庭からの木々の緑が街路の壁のようです。
路地につながる途中では、坂ではなく、
美しい街灯と手摺のある、ゆるい階段になっていて、
自転車も降りないと通れません。

そこの保育園の園児達が、のびのび安心して歩き、
コミュニティ・センターに行き来する高齢者が、
ゆっくり気ままにおしゃべりしたり、歩くのにぴったりです。
路面も、ピンコロ石は高価で無理でも、浸透性のあるブロック敷きで、
こうしたところも、センターとして、より全体を強めているのです。
この界隈の性格をより強めて、軋轢を少なくして、
生き生きとさせているのです。♪♪♪(^o^)♪♪♪

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一方、私の暮らす辺りは、
23区でも、農園もあり比較的交通量も少ない地域ですが、
生活道路の沿道整備が殆どされていません。
ただ、車道の幅を明示する白線が引かれているだけで、
その白線が歩道の幅を確保しているのではないのです。

正に、車に歩道者の空間を奪われているのです。
車が擦れ違う時は、歩行者は民家の門の引っ込み空間や、
店の軒下に避難するのです。
そこが、ドラッグ・ストアのように、溢れる商品で空間がないと、
本当に危険で恐ろしいです。

また、急いでいる時は、電柱と塀との間をぬうように小走りすると、
空から鳥が見れば、自分が、
ネズミかゴキブリのように道の隅を行くように見えているに違いなく、
この状況に忍耐の限界と怒りを覚えるのです。ヽ(`Д´)ノ

子供達は、保育園のお散歩で住宅街を歩いていても、
一方通行の道でも、自動車が通る時は、
一斉にヤモリのように壁にピッタリくっついて、
動かなくなります。「壁の術」とのことです。

警察署に区全体の交通事故発生場所を調査した時のことです。
ほとんどが、幹線道路沿いでした。
これまでに、歩行者と自動車を分離する分離信号にして、
渋滞による経済効率低下よりも、様々なこじつけで、
人命尊重の方針にならなかったのが不思議です。

ある時代は一億総動員、その時代は高成長経済の為、今はテロとの戦い等と、
社会全体の全体意識って怖いですね。

区内では、住民の努力もあり都市計画道路達成率が低く、
農地から住宅地域になったその構造が、地域を守っているのですが、
これから、50メートル幅の都市計画道路など、
幹線道路が事業実施される予定です。

しかしながら、地域の住民の安全を確保する前に、
実施されてはならないのです。
誰かが犠牲になってからでは遅いのです。(^-^)

交通安全対策として、長年、交通教育が行われています。
しかし、子供が交通規則を遵守していても、
死亡事故が起きるのです。
例え、携帯電話しながらの運転、
飲酒運転、スピード違反があっても、事故が起きない道路網、
歩行者を轢き殺さない道路構造でなければなりません。
幹線道路を増やしたら、総量規制の反対で、
通過交通車両増加は明らかです。(^-^)

「貴方は車の運転をしないでしょ」と聞かれたことがあります。
必要な時は、毎日でも運転します。
大型ではないですが、トラックの時もありました。
それだからこそという気持ちなのです。
交通教育に携わる立場の住民の方から、
運転者のエゴともいえる意識を伺って、
交通事故が後を絶たず、交通教育をしているという竪をもって、
運転者のエゴを通し続けてきたのが認識できたのが、
残念でした。

運転者にとっても、子供が飛び出してくるかも知れないと感じたり、
ヨロヨロとした自転車の後を運転するのは、ストレスです。
当初より、通過交通の入ってくる生活道路の沿道整備がなされ、
安全な道路構造になっていなければ、
幹線道路事業は実施できないようにするべきです。

コンビニの商品の納入サービスや宅配便などのトラックも、
地域の集配基地より、コミュニティ・カーに移し変えて、
サービスすれば、地域の安全・安心・便利が確保できるのです。
人件費を省いて、コスト低減ばかりで競争するよりも、
地域で人材確保、コミュニティ志向の事業づくりに参加し、
社会貢献し、コーポレーション・アイデンティティにもなります。

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脱線してしまいごめんなさい。この数珠つなぎの構造は、
空間の構造というだけではないのですね。それでこそ、
有機的構造、生きている構造になっていくのですね。(^_-)-☆

こうしたセンター、中心をつなげていくことは、
家の中でも同様で、それにより家全体が、より生き生きとしてきます。
この「数珠つなぎ」として全体を見渡してみることで、
貴方のお住まいが、暮らすまちが、より生き生きとして、
微笑み空間となって、ハッピー!!(^o^)

例の上六ショッピングセンターのように、
国立の例の敗訴になった高層マンション計画のように、
地域の美を食い荒らすのではなく、
地域をより生き生きと、より美しくして、
変動する資産価値を超えたところの、
本当の生きている価値を創り出してこそ、ハッピー!!
そうして土地の坪単価が少しは上昇するかもしれませんが、
実際のところ、これは、お金では買えない価値なのです。(*^o^*)

今年、最後となりましたが、
お住まいや、オフィスの大掃除や模様替えをしながら、
「数珠つなぎ」を思い出していただけたらハッピー!!

貴方様の2004年が、よりハッピーとなるように、
お祈りしております。来年も、宜しくお願い致します。

少し早めですが、良いお年を!(*^o^*)

それでは、次回をお楽しみに。(∩o∩)ノ

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