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      よりハッピーになる微笑み空間をつくりましょう!

 

センターのシステムにより把握される全体性と実体そのもの

 

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さて、気づき始めて考え始めると、

 

何?どうして?と自問は、なかなか止まらないとの声にお応えしまして、

 

2002年5月から始めたメールマガジンですが、

 

これまでで、前号から2日間という最短の発行となります。

 

クロール25m最速でゴール!の感じでしょうか。p(^^)q

 

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<大洋の渦巻き: センターは、単なる要素ではなく、全体性の中で形と成る。>

前回の「身近な日常における命の度合いの差」の後で、

C・アレグザンダーは、

全体性とセンターの理論について、説き始めています。

ここでは、この微妙な構造についての図を用いての説明後の、

より具体的な例を挙げての説明に進みます。

The Nature of Order 1」のP.88からP.91です。

(全てをご希望の方は、どうぞ、こちらへ。↓

http://www.natureoforder.com/

まずは「The Nature of Order 1」を、そして2巻から4巻のご購入を

お勧め致します。)

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<世界をつくる基本的実体>

「実際の世界で、全体性の出現について考えましょう。

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この全体性とは何か、これが難問題で、要点です。

全体性は、単に事物の形態について焦点を当てているのではなくて、

寧ろ、本当の構造、実際の事物自体なのです。

私達が、ある事物の一般的性質、

形態として直感的に知覚する何かを含んでいる、

世界に存在する一つの構造なのです。

それが、結合の源泉であり、

それは世界のどの部分においても存在しているのです。

 

この全体性は、この全体性を形成することとなる、

結び合う特別ないくつかのセンター、核から、

その強さを得ています。

もしも、コテージ、田舎やの正面ドアの周りが、

薔薇の花で覆われていたならば、

それが、貴方が記憶することです。

もしも、庭や池に2羽のアヒルが泳いでいたならば、

アヒルと池が、貴方の記憶となります。

もしも、オーストリアの山小屋にあるような、

皆が寝転がれるいくつものマットレスがある

素晴らしい大部屋があったなら、

それが、貴方の記憶となるのです。

薔薇の花々、アヒルたち、いくつかのマットレス、

それらは、全て、センター、核なのです。

それらを記憶できる、顕著にできるようにする実体、

またはセンター、核なのです。

 

この結合するセンターらは、特質を明確にして、配置構成を創ります。

ある場所に在る、主たる密着したセンターらは、

そこが、どのようなところか、如何なる類のライフか、

定義するのです。センターらは、

何が起きているのかと、私達が気づく最も基本的な事なのです。

それらは、私達に最も響くものなのです。

そして、この首尾一貫したセンターらの重要性は、

事の特質を左右する実体である故ですが、

ある物理的なレベルでも顕れます。

もしも、その建物に、

巨大な金色に塗られた天井の部屋が在れば、

その天井が、私達の記憶となります。

もしも、その部屋に、柔らかな東からの陽光に向いている、

数百ものガラスから成る巨大な窓が在ったなら、

それらの窓が、私達の記憶となります。

・・・・・・・・・・・・・・

ニューヨークのロックフェラー・センターのように、

ビルの外部空間にスケート場が在ったなら、

スケートが、そしてスケートする人達が、

私達の記憶となるのです。

 

それらは、明白なセンターそのものです。

それらは、単なる特別なものでもありません。

他のセンターとしては、隠れているものもあり、その空間の中で見え難いものもあり、

しかし潜伏して、或いは、生物的で、又は、社会的で、世界の動き具合を

制御してもいるのです。

配置構成、形、 建物のパターン、部屋構成、道路と家具と、やはり、

センターから起きて来るのです。

それは、私達が「配置構成」と呼ぶものですが、

 

シンプルな例として、アーチのある二つ図、ABです。

それらも、センターから成っています。

センターとサブ・センター、(或いは、主たるセンターとセンター)によって、

支配されている形とさえ言えます。

            A図                 B図   

 

Aですが、端の4点は、

別のものへと、それらの重なりながらの関係性により、

形成されるそれらのより大きなセンターを持って、

Aのクロスは、その交差点での一つのセンターにより作られています。

Aの円は、

そのコア、核を形成することとなる円の空において、

より大きなセンターで、それらは戻って来るのだが、

次の隣へと重なりながら、

その外延周りに短かい弧を描く特異なセンターらの

連続するシステムにより作られます。

世界のどの部分でも、どんな大きさにでもある全体性は、
このより大きなセンターと、より小さなセンターらの、
接合し重合しながらのシステムなのです。

・・・・・・・・・・・・・・・

例として挙げている薔薇のアーチのコテージの写真ですが、

明白そのもののセンターらにより、

そのコテージは、部分的に特質を与えられています。

それらは、薔薇の木々の花々、薔薇がつたい茂るアーチ型トレリス、

屋根面、その面を構成する個々のスレート瓦です。

そして、部分的に、その特質は、比較的見え難いセンターにより、全体性の中で、誘導、引き起こされているのです。

アーチ型トレリスの下のゆったりとした穴、

コテージ外壁の前の空間、

コテージ外壁の小窓へとアーチがつながる空間におけるライン

といったものです。

すべてのセンターらが、明白なものも、隠れているものも、

世界中の如何なる瞬間にも、そうしたセンターらが全体性を

形づくっているように、

 

共に、このコテージの全体性を形づくっているのです。」

と、アレグザンダーは、Aの図から、それを実際のコテージの写真の例で、

解り安く説いています。

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やはり、この前のABの図で説いている

<センターのシステムにより把握される全体性の例>が、

必要となりますね。重要過ぎますので・・・。

 

「私が定義している全体性ですが、

私達が、それを直観的に考えるその特質を、

把握し始めることを望みます。

 

アーチのある二つの図、ABで考えてみましょう。

図は、表面的には同じ様ですが、それらから受ける感じは、

全く異なります。注意すれば、私達は、それらはハッキリとした

異なる形態を持っていると気づきます。

             

 左のA図は、一つのアーチ型ですが、中央の上のほうにアーチの頂点と

全体的な首尾一貫性があります。

右のB図は、よりシンプルで、同じものである長方形の構成です。

しかし、この示唆する言葉以上に、違いは大きいのです。

二つは、本当に、極端に異なる特質を持っているのです。

 

 もしも、一つの全体としての空間に焦点を当てたなら、

どのように異なっているのが見えてきます。Aは、その頂点の上に、

焦点が当たります。それは、まとめられています。

殆ど上の空間を切り裂いて進むような鋭い点の方向を強調しながら、

右へと左へと、二つの楔形あるい斧のようなの一片の空間が見えてきます。

その頂点も、大変目立っています。

 Bは、かなり、より鈍いです。アーチの上の何もない空間の

大きな長方形の静かさが、主に気づくところです。

平らな鑿、ノミ形の上方の空間も静かです。両側の二つの脚は

付加物として見えます。

これが、二つの図の全体性によって、私達が意味すること全てなのです。

 

 A図は、構造Aとタイトルを付けられますが、図の空間の中に現れ、

全体性を形づくる最も顕著なセンターを、大まかに述べました。

私達が注目するセンターらは、

一組となっていく類のシークエンス、連鎖を形づくっているのが、見えてきます。

一つは、頂点のところにあります。

別のは、頂点を含んだその下の三角の空間にあります。

また、別のは、アーチ全体にあります。

そして、アーチの右側、左側に、楔の梯形を逆様にした空間にもあります。

それから、アーチの両側の長方形の空間にもあります。

 こうして見えてきたセンターらが一緒に、

一種の、鷲が舞い降り獲物を掴んで上がるような動きを形成し、

それは、図の上の方から始まり、各々片側に進み、中央に上がって来て、

アーチの頂点で絶頂となるのです。

それらは、一組となる構造を形成し、アーチの頂点を強調し、

アーチという実体を支持するのです。

ここで私達が体験した全体性は、全ての事に行き渡る形態ですが、

全体性、Wの構造によって正確に把握されたのです。

 

 B図は、構造Bとタイトルを付けられますが、

再び、その全体性を形づくるのに顕れる最強のセンターについて、

大まかに述べています。この場合は、A図に比べると、あまり首尾一貫していない、

結合していないものを、センターは形成しています。

一番上の長方形に、一つのセンターがあります。

別のセンターらが、その下の各側の長方形の空間にあります。

これらのセンターは、大体、A図のセンターらの構造と同じ様に、

一つの型に嵌って適合していますが、異なる構造なのです。

例えば、B図では、一番上の長方形は、A図に比べて、

より強く、はるかにより支配しているのです。

アーチ内のセンターらは、A図のよりも、よりバラバラで、より力弱い存在なのです。

B図に在る全体的な構造は、A図に比較して、結合力が弱くバラバラなのです。

 

 両方の図において、センターのシステムが、

事物において私達が直観的に体験する全体性を記述しています。

更に、全体性、Wの方向のヒントを、

二つの図の間にあるライフ、命の違いを、述べ、説き始めているのです。

Aの方が、Bよりも、より命を持ち、僅かな差でもありますが、

そしてこの事実が、その全体性のより結合する構造に反映されていることを、

見つけているのです。」と、アレグザンダーは、説いています。

 

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エッセンスのように重要なところであると、感じて頂けたら、ハッピー!!

 

 

次回こそは「己の心に響くものは」です。(=^.^=)

 

こちらは、内なる自然との関係を確かめる二者択一です。

 

どうぞお楽しみに〜〜〜(∩o∩)ノ

 

 

それでは(*^^)/~~

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